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酒田市の名門フレンチと言えば、駅前のル・ポットフーさん。
山形県産食材を使ったシュープリーム・コース9900円を。



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アペリティフには酒田市は東北銘醸の初孫の秘蔵、8年熟成。
ル・ポットフー専用の日本酒。山田錦らしいどっしりなお味。



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アミューズはアメーラトマト。正に素材が勝つ、素朴な一品。
糖度の高さもさることながら、悪い意味でのトマト臭が皆無。



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アントレは、鮃のマリネ。くっきりな血合いが鮮度を物語る。
とはいえ、もっと寝かせて熟成させた方が好いかもしれない。



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平爪蟹のスープ。平爪蟹はガザミ科で、渡蟹に似ている蟹だ。
サラサラな感じで仕立ててあり、濃厚ながらアッサリしてる。



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続くポワソンは阿候鯛のポワレ、ソース・ア・ラ・クレーム。
ソースには白舞茸を合わせてある。解り易くて美味しい感じ。



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ムール・ア・ラ・マリニエール。でかい貽貝がやって来たと。
素朴な料理法だけど、貽貝そのものがとても美味しいと思う。



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ロマラン(ローズマリー)のグラニテ。コレは正に、口直し!
桃のような味わいも感じだけど、ローズマリーだけとのお話。



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ヴィアンドはコントラフィレ、山形牛はA4のサーロインだ。
焼き具合はミディアムを指定。サシが強いのでこの量で充分。



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デゼールはクレーム・ブリュレ。勿論、カフェで締めました。
途中から変えたドメイヌ・タケダ・ベーリーAも良かったと。

総じて底堅く、パンが進む内容。地方フレンチとして理想的。
もうちょっと山形産ワインの揃えがあると好いかな、と思う。



【つちころりのちょっとした呟き】

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酒田といえば往時の物流の拠点。山居倉庫に旧本間邸を訪問。
米の積出港として賑わった酒田の歴史を偲ばせる遺構でした。



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出羽大橋から観た最上川。実に広く、そして雄大な川の流れ。
思わずライン川やドナウ川を思い返す。実に色気のある川だ。